仮想通貨ブームから、何を考え、何を思うか。
どうも、コーディです。28歳、工学系エンジニアをやっております。
みなさん仮想通貨は持っていますでしょうか。私は少量ですが所持しています。今回は意識的に仮想通貨を起点に思い至った事について、まとめてみたいと思います。
仮想通貨とは、中央集権が存在しない通貨です。それが理由で、ボラティリティが大きかったり、マイニング独占による51%攻撃問題を孕んでいたりします。
まだ、仮想通貨を持っていない方は、ニュースやネット記事などで「仮想通貨バブル崩壊」「仮想通貨盗難」等のトピックを見た時にどう思うでしょうか。
それ見ろやっぱりバブルだったんだ、やっぱりやらなくて良かった。
こんな事を考える人が、日本人には多いと思います。少なくとも私の周りには一定数存在します。果たしてこれは、真実でしょうか?
私達は日本円を基軸に生活している為、暴落は暴落に見え、暴騰は暴騰に見えます。逆に仮想通貨を基軸に生活している人はいったい何を思うでしょうか。
また、仮想通貨のリスクを眺めるならば、日本円のリスクについても公平な視点から、考察すべきだと私は考えます。例えば、2018年1月現在、キャベツやレタス等、野菜の値段が上がっていますね。本当に野菜の値段が上がっているのか。一度疑うべきだと私は思います。
現在"値段が上がっている"とされているモノは様々です。野菜、仮想通貨、不動産、株式等。今あなたは何をどのくらい所有していますか?円だけしか持っていないのであれば。それは円の価値が下がっているのでは、と私は考えます。
2%の「物価安定の目標」と「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」 : 日本銀行 Bank of Japan
日本ではインフレ率2%を目指した政策が行われていきます。その間、円だけしか保有していない場合、物に対する日本円の価値は下がり続けて行きます。これはリスクと言えないでしょうか。
もちろん、これから円が下がり続けるからマンションを買いなさいとか、外貨・仮想通貨・株式に全額変えなさいとかではありません。
形あるものが壊れる様に、どんなモノにもリスクはあります。逆に日本円もノーリスクではないんです。
じゃあ、どうすればいいんだよ・・・。
と思った方は次の場合を考えて見て下さい。
100万円分の仮想通貨だけを資産として持っている場合と、90万円の日本円と10万円分の仮想通貨を持っている場合を比較してみましょう。例えば仮想通貨の価値が10分の1になってしまった場合、前者は10万円の価値、後者は91万円の価値になります。逆に仮想通貨の価値が10倍になった場合、前者は1000万円、後者は190万円となります。
振れ幅が大きい仮想通貨も資産に対する割合を意識的に制御することで、リスクをコントロールすることができるのです。もちろん日本円と仮想通貨は逆の動きをしやすいので様々な動きを持った色々な資産の形と組み合わせる事で。大きく資産全体の価値が下がる事を抑えることができるのです。
逆に、資産を日本円でしか保有していない人はリスクが高い。という感覚が掴めて来たでしょうか。
どんな書籍を読んでも、資産を分散する事が書かれているかと思います。何をどれくらいの割合で信用して保有するか。という自分の信念さえ負けなければインフレリスクにも負けない資産を築けるはずです。
ノーリスクと思われた知識資産でさえ、すぐに陳腐化して価値を無くす現代。個人がバランス感覚を研ぎ澄ませ、大きな波に流されない力が必要とされているのかもしれません。
ギャンブルとしてトレードを楽しめる額でやるのも良し、上がったら嬉しい下がったら諦められる額でやるのも良いと思います。
リスクは自分自身でコントロールできるのです。日本円のみで資産を保有するというリスクについて考えてみてはいかがでしょう。
それでは、また